3.11SAPPORO SYMPO archives Vol.1 公開しました。
2018年3月10・11日に開催したイベント3.11SAPPORO SYMPO「8年目の3.11」の記録映像から、会場ステージプログラム「人・自然・風土への順応と復興 ー石巻市南浜地区を事例としてー」を公開しました。
毎年のように被災する地域が増え、各地で「復興」が掲げられる今、災害と復興、公共(復興)事業のありかたを考えるきっかけになるおはなしです。
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2021年3月28日に開園した「石巻南浜津波復興祈念公園」。
津波による甚大な被害を受け、多くの方々の命が失われた南浜・門脇地区を公園にするという計画は、発災からわずか一か月で決めらました。
瓦礫が取り除かれたその土地は、かつての姿を取り戻すかのように湿地の植物が成長し、水辺にはメダカやエビ、イトトンボなどのいきものが生息しはじめました。台風の後には水が溜まり、貯水の役割を果たしていました。
そしてこの土地の歴史を調べると、先人たちは土地の特性に合わせた土地利用をしていたこともわかりました。
この「場所」を敷地に
どんな、追悼祈念のための
どんな、教訓継承のための
どんな、復興祈念のための「公園」をつくればよいのか・・・。
国の公共(復興)事業としてつくられる公園の計画がどのように進められ、デザインされ、内容が決まっていったのか。その過程に携わったお二人のゲストを迎え、なかなか知ることができない公共(復興)事業のすすめられかた、地域住民はどう向き合えばいいのかをお話しいただきました。
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▶︎3.11SAPPORO SYMPO「8年目の3.11」 SYMPO-07
「人・自然・風土への順応と復興 ー石巻市南浜地区を事例としてー」
阿部聡史(環境デザイナー)
千葉一(一般社団法人前浜おらほのとっておき 理事/石巻専修大学非常勤講師)
鈴木玲(北の里浜 花のかけはしネットワーク 代表)
石巻市南浜地区の被害の概要
1 石巻市南浜地区の原地形を読み解く
2「津波復興祈念公園」の機能と役割を考える
3 民意集約と意見整理・分析を行う
4 地域で公共(復興)事業にどのように向き合うべきか
公共(復興)事業との向き合い方について ートークセッションー
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